別品・別嬪(読み)べっぴん

精選版 日本国語大辞典 「別品・別嬪」の意味・読み・例文・類語

べっ‐ぴん【別品・別嬪】

〘名〙
① (別品) 特別にすぐれた品。とりわけてすばらしい品。また、とりわけよくできた人。器量人
咄本・諺臍の宿替(19C中)一〇「すこぶる別品(ベツピン)の当世旦那」
② 美しい女性。美女美人器量よし。
歌舞伎与話情浮名横櫛(切られ与三)(1853)序幕昨夜は別品(ベッヒン)のお世界、大分おもてなされた御やうすでござりましたな」
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二「内で見たよりか余程別嬪に見える」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android