利潤原理(読み)りじゅんげんり(その他表記)profit principle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「利潤原理」の意味・わかりやすい解説

利潤原理
りじゅんげんり
profit principle

投資関数の定式化において利潤あるいは利潤率の重要性を強調する理論。 N.カルドア,M.カレツキなどによって採用されたもの。投資関数は所得資本量の係数で,所得については増加関数,資本については減少関数となる。つまり短期的に所与の資本量のもとで国民所得が増大すれば利潤も増大し,投資が誘発されるが,投資によって資本設備が増大すると利潤率は低下し,誘発投資は小さくなる。国民所得の水準に投資が依存するという理論は加速度原理と区別して,速度原理とも呼ばれる。

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