削ぎ落す(読み)ソギオトス

デジタル大辞泉 「削ぎ落す」の意味・読み・例文・類語

そぎ‐おと・す【削ぎ落(と)す】

[動サ五(四)]
けずり落とす。けずりとる。「骨についた魚の肉を―・す」「贅肉ぜいにくを―・す」
髪を切り落とす。
「髪を―・しなどもせず」〈夜の寝覚・五〉
[類語]こそげる剝がす剝ぐ剝く引き剝ぐ引っぺがす引っぱがす引き剝がす剝ぎ取るへぐへがす削ぐ削る剃る彫る剪む削ぎ取る削げる剃り落とす

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「削ぎ落す」の意味・読み・例文・類語

そぎ‐おと・す【削落】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 髪を切りおとす。また、剃髪(ていはつ)する。出家する。
    1. [初出の実例]「そのままに逃げかくれ、髪をそぎおとしなどもせず、身一つをこがしまさり」(出典:夜の寝覚(1045‐68頃)五)
  3. けずりとる。けずりおとす。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「目の下の癌腫のために、鼻から頬の骨が現はれるまで、肉を削ぎ落として」(出典:イタリアの歌(1936)〈川端康成〉)

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