刮げる(読み)コソゲル

デジタル大辞泉 「刮げる」の意味・読み・例文・類語

こそ・げる【×刮げる】

[動ガ下一][文]こそ・ぐ[ガ下二]
物の表面を削る。付着物を削り落とす。「金具さびを―・げる」
髪やひげをそる。
夫婦は頭―・げて、諸国行脚の身となりぬ」〈浮・万金丹・一〉
[類語]剝がす剝ぐ剝く引き剝ぐ引っぺがす引っぱがす引き剝がす剝ぎ取るへぐへがす削ぐ削る剃る彫る剪む削ぎ取る削ぎ落とす削げる剃り落とす

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「刮げる」の意味・読み・例文・類語

こそ・げる【刮】

  1. 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙
    [ 文語形 ]こそ・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙
  2. 物の表面を削る。表面に付着したものを削り落とす。こそぐ。
    1. [初出の実例]「益(ますます)(コソケ)取り」(出典:香薬鈔永万元年点(1165))
    2. 「刀で板をこそけてものを小免僧の様なものぞ」(出典:史記抄(1477)一二)
  3. 髪やひげをそる。こそぐ。
    1. [初出の実例]「父子かしらをこそげ、高野の栖を遂げ」(出典:信長公記(1598)一三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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