デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「剣山谷右衛門」の解説 剣山谷右衛門(2代) つるぎざん-たにえもん 1852-1910 明治時代の力士。嘉永(かえい)5年1月20日生まれ。大坂相撲にはいり響矢のしこ名で明治11年大関にすすむ。16年上京して初代梅ケ谷藤太郎に入門。剣山谷右衛門と改名し,19年大関となる。25年引退して年寄武蔵川をつぎ,勝負検査役をつとめた。明治43年11月21日死去。59歳。阿波(あわ)(徳島県)出身。本名は吉原熊十郎。 剣山谷右衛門(初代) つるぎざん-たにえもん 1803-1854 江戸時代後期の力士。享和3年生まれ。天保(てんぽう)5年入幕。9年阿波(あわ)徳島藩抱えとなる。13年大関にすすみ,不知火諾右衛門(しらぬい-だくえもん),秀ノ山雷五郎とともに「天保の三傑」といわれた。引退後年寄二十山(はたちやま)要右衛門を襲名。嘉永7年8月26日死去。52歳。越中(富山県)出身。前名は鰐石文蔵。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by