副へ使ひ(読み)ソエヅカイ

デジタル大辞泉 「副へ使ひ」の意味・読み・例文・類語

そえ‐づかい〔そへづかひ〕【副へ使ひ】

正使に付き添っていく使者副使ふくし
院宣の―に西国へ下りたりければ」〈盛衰記三八

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精選版 日本国語大辞典 「副へ使ひ」の意味・読み・例文・類語

そえ‐づかいそへづかひ【副使・添使】

  1. 〘 名詞 〙
  2. そいづかい(副使)
    1. [初出の実例]「小野篁は常嗣宰相の遣唐使につかはされる時、そへつかひにて渡りけるに」(出典:九冊本宝物集(1179頃)二)
  3. ( 添使 ) 訴訟人に付き添って受訴裁判所に出頭する使者。江戸時代、他支配・他領の者を相手どって幕府裁判所に出訴するときは、原告の属する支配者(領主・地頭・代官寺社など)に願い出て、受訴裁判所にその訴状を進達してもらわねばならなかったが、支配者が大名の場合、その訴状進達のため、口上書を持たせてつかわした使者。

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