ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「劉てい」の意味・わかりやすい解説
劉てい
りゅうてい
Liu Ting; Liu T`ing
[没]万暦47(1619)
中国,明末の武将。南昌 (江西省) の人。字は省吾。万暦2 (1574) 年父顕に従って四川の蛮族を討ち,同 11年ビルマの侵入を防ぎ,大功をあげて副総兵となった。朝鮮の役では禦倭総兵官として活躍し,のち貴州に楊応龍を討伐した。同 46年遼東に清軍の南下を防いだが,翌年サルフの戦いで戦死。その常用の大刀にちなみ,劉大刀と呼ばれたという。
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