ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「劉方」の意味・わかりやすい解説
劉方
りゅうほう
Liu Fang
[没]大業1(605)
中国,隋の将軍。長安の人。初め北周に仕え,隋になってからは突厥遠征に従事。7世紀初め南方交州の李仏子の反乱を平定。次いでインドシナ半島の林邑 (チャンパ ) 遠征を指揮,大業1 (605) 年激戦の末その都を陥れ,黄金の廟主や仏経などを王宮から奪ったので,林邑王范梵志は海上に亡命した。しかし士卒はなかば疫病に倒れ,彼みずからも帰還途上病死した。
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