加藤介春(読み)カトウ カイシュン

20世紀日本人名事典 「加藤介春」の解説

加藤 介春
カトウ カイシュン

明治・大正期の詩人



生年
明治18(1885)年5月16日

没年
昭和21(1946)年12月18日

出生地
福岡県田川郡上野村大字市場

本名
加藤 寿太郎

学歴〔年〕
早稲田大学英文科〔明治42年〕卒

経歴
早大在学中の明治38年「白鳩」を創刊して詩作を発表する。40年早稲田詩社の創立参加し、42年自由詩社を創立するなどして口語自由詩を実践。卒業後は九州日報社に入社するが、選挙違反の容疑で検挙される。昭和3年福岡日日新聞社に入社。詩集に「獄中哀歌」「梢を仰ぎて」「眼と眼」「黎明の歌」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「加藤介春」の意味・わかりやすい解説

加藤介春
かとうかいしゅん
(1885―1946)

詩人。福岡県に生まれる。本名寿太郎。早稲田(わせだ)大学英文科卒業。福岡日日新聞などに勤めた。在学中に相馬御風(そうまぎょふう)、人見東明(とうめい)、三木露風(ろふう)らと早稲田詩社(1907)を結成、続いて自由詩社にも参画して口語自由詩運動の一環を担った。詩集に『獄中哀歌』(1914)、『梢(こずえ)を仰ぎて』(1915)、『眼(め)と眼(め)』(1926)がある。

[角田敏郎]

『山田牙城編『加藤介春全詩集』(1969・学燈社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「加藤介春」の解説

加藤介春 かとう-かいしゅん

1885-1946 明治-昭和時代前期の詩人。
明治18年5月16日生まれ。早大在学中の明治40年相馬御風らと早稲田詩社を結成。ついで自由詩社創立に参加,口語自由詩をとなえる。のち九州日報社,福岡日日新聞社につとめた。昭和21年12月18日死去。62歳。福岡県出身。本名は寿太郎。詩集に「獄中哀歌」「梢を仰ぎて」など。

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367日誕生日大事典 「加藤介春」の解説

加藤 介春 (かとう かいしゅん)

生年月日:1885年5月16日
明治時代;大正時代の詩人
1946年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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