デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「加藤周左衛門」の解説
加藤周左衛門(2代) かとう-しゅうざえもん
初代加藤周左衛門の子。尾張(おわり)(愛知県)瀬戸の人。文政(1818-30)のころ父の跡をつぐ。当時,瀬戸では窯元のおおくが新製磁器に転業したが,古法をまもって陶器づくりをつづけた。通称ははじめ初平。
加藤周左衛門(初代) かとう-しゅうざえもん
尾張(おわり)(愛知県)瀬戸の人。加藤孫右衛門の子。天明(1781-89)のころに分家。古法を研究して茶器,灯籠(とうろう)などをつくった。通称ははじめ和平治。
加藤周左衛門(3代) かとう-しゅうざえもん
2代加藤周左衛門の子。尾張(おわり)(愛知県)瀬戸の人。明治3年父の跡をつぐ。家伝の陶器にくわえ,あらたに「半製染付」を考案した。