デジタル大辞泉 「助け」の意味・読み・例文・類語 たすけ【助け/▽扶け】 1 たすけること。また、その人。「―を呼ぶ」2 手助けしたり補ったりするもの。「友人の忠告が―になる」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「助け」の意味・読み・例文・類語 た‐すけ【助・扶・佐】 〘 名詞 〙 ( 動詞「たすける(助)」の連用形の名詞化 )① わきから力を添えて保護したりして、悪い状態から救うこと。加護。助勢。補佐。[初出の実例]「夫れ天地の間に君とて万の民を宰(をさ)むることは、独(ひと)り制(おさ)む可からず。要(かなら)ず臣の翼(タスケ)を須(もち)ゐる」(出典:日本書紀(720)大化二年三月(寛文版訓))「若さいはひに神のたすけあらば」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))「Tasuqeno(タスケノ) ツワモノ」(出典:日葡辞書(1603‐04))② 助ける人。保護者。協力者。補佐。味方。[初出の実例]「大鷦鷯を以て太子の輔(タスケ)と為て国の事を知ら令む」(出典:日本書紀(720)応神四〇年正月(熱田本訓))「いささかなる功徳を翁作りけるによりて、なんぢがたすけにとて」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))「九国二嶋悉く公家のたすけと成りぬ」(出典:太平記(14C後)一一)③ 助ける物。補う物。必要とされる品物や金など。足(たし)。[初出の実例]「或は食を施すところ有り。腹の資(タスケ)あり」(出典:大唐西域記長寛元年点(1163)四)④ 鷹の尾羽の名。「うわお」と「ならしば」との間の羽。〔日葡辞書(1603‐04)〕⑤ 他の語に付いて、語調を整える働きなどをする字。[初出の実例]「顕昭云、さくらがりとはくらがると云事也。さは詞の助也、さわたるなど云がごとし」(出典:袖中抄(1185‐87頃)一九) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例