勢利(読み)セイリ

精選版 日本国語大辞典 「勢利」の意味・読み・例文・類語

せい‐り【勢利】

  1. 〘 名詞 〙 権勢と利欲。権力財利
    1. [初出の実例]「入は則、勢利を国邑に貪る」(出典:将門記(940頃か))
    2. 「栄花を旦夕にあらそひ、勢利を市朝にきほふ」(出典:平治物語(1220頃か)上)
    3. 「諂媚を行なひ、勢利を慕ふが如き邪念を以て」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「勢利」の読み・字形・画数・意味

【勢利】せいり

権勢と財利。〔淮南子、脩務訓〕侯曰く、段干木は勢利に趨(はし)らず。君子を懷(いだ)きて窮(きゆうかう)に隱處し、聲千里に施(し)く。寡人(くわじん)敢て軾(しょく)する(車上より礼する)こと勿(なか)らんやと。

字通「勢」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む