勧杯(読み)ケンパイ

デジタル大辞泉 「勧杯」の意味・読み・例文・類語

けん‐ぱい【勧杯/×盃】

相手に杯を差し出して酒を勧めること。かんぱい。
中納言対面して、―の後、これも女の装束かづけらる」〈増鏡・さしぐし〉

かん‐ぱい〔クワン‐〕【勧杯/勧×盃】

けんぱい(勧杯)

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精選版 日本国語大辞典 「勧杯」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぱいクヮン‥【勧杯・勧盃】

  1. 〘 名詞 〙 さかずきを差し出して、酒をすすめること。また、その杯。けんぱい。
    1. [初出の実例]「この座のくんぱいには、衛府を経たる、蔵人五位好かるべしとて、出雲の大将殿の」(出典満佐須計装束抄(1184))

けん‐ぱい【勧杯】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「けん」は「勧」の漢音 ) 杯を相手にさし出して、酒をすすめること。転じて、杯事酒宴。かんぱい。
    1. [初出の実例]「煙霞の遠近同戸なるべし 桃李の浅深勧盃に似たり〈菅原道真〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)上)

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普及版 字通 「勧杯」の読み・字形・画数・意味

【勧杯】かんぱい

勧酒。

字通「勧」の項目を見る

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