包金(読み)ツツミガネ

デジタル大辞泉 「包金」の意味・読み・例文・類語

つつみ‐がね【包(み)金】

あいさつや感謝のしるしに紙に包んで差し出す金銭。つつみきん。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「包金」の意味・読み・例文・類語

つつみ‐がね【包金】

  1. 〘 名詞 〙 紙に包んだ金銭。祝儀謝礼挨拶(あいさつ)のしるし、また、使いの礼などとして紙に包んで渡す金銭。つつみきん。つつみぜに。つつみせん。
    1. [初出の実例]「包(ツツ)み銀(カネ)のたまるを、化(あだ)につかふもよしなしとて」(出典浮世草子男色大鑑(1687)六)

つつみ‐きん【包金】

  1. 〘 名詞 〙
  2. つつみがね(包金)
  3. 江戸時代金貨幣鋳造所であった金座、あるいは公認両替商豪商などで金包みにし、封印した金貨。包金は一般にそのままの状態でも広く授受された。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android