物質を原子の集りとして化学式で表すとき,各原子の原子量の総和をいい,略して単に式量ともいう。物質が分子からできている場合にはその分子量が化学式量であるが,無機物には分子としては存在しない物質が多いので,これらの物質に対しては化学式量を用いる。たとえば食塩の結晶はナトリウム原子Naと塩素原子Clが1対1の割合でできているが,NaClという分子からできているわけではないので,化学式NaClで示されるNaとClのそれぞれの原子量22.99と35.45の和58.44を食塩の化学式量とする。このように定義すれば化学式で表されるどのような物質にも適用でき,化学反応における量的見積りなどに利用できる。
執筆者:佐野 瑞香
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化合物を化学式で表したときの各原子の相対原子質量(原子量)の総和.分子量とほとんど同意義だが,化学式を強調している.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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