フィゲイレド(読み)Figueiredo,Melchior de

朝日日本歴史人物事典 「フィゲイレド」の解説

フィゲイレド

没年:1597.7.3(1597.7.3)
生年:生年不詳
16世紀のイエズス会士ゴア生まれ。永禄7(1564)年来日し,天正14(1586)年まで島原,豊後,大村,五島,博多などで布教。健康にめぐまれず,同12年病気治療のために上京し,当代随一といわれた医師曲直瀬道三の診察受け,そのさい彼をキリシタンに導いた。同15年日本を退去し,ゴアで死亡。<参考文献>松田毅一他訳『フロイス/日本史』,J.F.Schu¨tte《lntroductio ad Historiam Societatis Jesu in Japonia 1549‐1650》

(岸野久)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「フィゲイレド」の解説

フィゲイレド Figueiredo, Melchior de

1528ごろ-1597 ポルトガル宣教師
インドのゴア生まれ。イエズス会司祭。永禄(えいろく)7年(1564)来日。島原,豊後(ぶんご)府内(大分市),大村,五島,博多などで布教,天正(てんしょう)8年(1580)府内コレジヨ初代院長となる。病気となり京都で曲直瀬正盛(まなせ-しょうせい)の治療をうけた際,正盛を入信させた。14年病のため離日,1597年7月3日ゴアで死去。69歳?

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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