北海道-北東北を中心とした縄文遺跡群(読み)ほっかいどうきたとうほくをちゅうしんとしたじょうもんいせきぐん

世界遺産詳解 の解説

ほっかいどうきたとうほくをちゅうしんとしたじょうもんいせきぐん【北海道-北東北を中心とした縄文遺跡群】

2009年に日本の世界遺産暫定リストに記載された縄文時代草創期から晩期にわたる縄文遺跡群。この地の人々は、温暖湿潤な環境のもとで、1万年にわたって定住しながら、採集狩猟漁撈(ぎょろう)を中心とした生活を送り、高度な文化を築いてきた。この時代は世界史では、中石器時代もしくは新石器時代に相当し、世界中に農耕牧畜を中心とした新石器時代の遺跡は多いが、狩猟・漁撈を中心としたものは非常に貴重であり、保存状態が良好な点も特筆に値する。登録を目指す資産は、キウス周堤墓群をはじめとする北海道の6遺跡、三内丸山(さんないまるやま)遺跡、亀ケ岡石器時代遺跡をはじめとする青森県の9遺跡、岩手県の御所野(ごしょの)遺跡、秋田県の大湯(おおゆ)環状列石、伊勢堂岱(いせどうたい)遺跡の18遺跡。

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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