北目宿(読み)きためしゆく

日本歴史地名大系 「北目宿」の解説

北目宿
きためしゆく

城下をほぼ南北に通る奥州街道(通町通)に設けられた伝馬宿。ほかに西方の宮城郡下愛子しもあやし宿(現宮城町)を経て出羽に至る作並さくなみ街道筋、また東方原町はらのまち宿を経て石巻いしのまきおよび気仙沼けせんぬま方面に通じる石巻街道・金華山きんかさん道・気仙沼街道の各筋に継立てた。元禄八年(一六九五)成立とされる「仙台鹿の子」によれば、北目町ほか新伝馬しんてんま町・国分こくぶん町・北材木きたざいもく町の四町で伝馬役を分担し、一日より一一日までが国分町(「封内風土記」による伝馬約三九疋)、一二―一九日が北材木町(一三疋)、二〇―二五日が北目町(一四疋)、二六―晦日が新伝馬町(一〇疋)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android