北目宿
きためしゆく
城下をほぼ南北に通る奥州街道(通町通)に設けられた伝馬宿。ほかに西方の宮城郡下愛子宿(現宮城町)を経て出羽に至る作並街道筋、また東方原町宿を経て石巻および気仙沼方面に通じる石巻街道・金華山道・気仙沼街道の各筋に継立てた。元禄八年(一六九五)成立とされる「仙台鹿の子」によれば、北目町ほか新伝馬町・国分町・北材木町の四町で伝馬役を分担し、一日より一一日までが国分町(「封内風土記」による伝馬約三九疋)、一二―一九日が北材木町(一三疋)、二〇―二五日が北目町(一四疋)、二六―晦日が新伝馬町(一〇疋)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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