北能喜市郎(読み)キタノ キイチロウ

20世紀日本人名事典 「北能喜市郎」の解説

北能 喜市郎
キタノ キイチロウ

明治〜昭和期の政治家 秋田県議。



生年
慶応2年3月7日(1866年)

没年
昭和19(1944)年11月5日

出生地
出羽由利郡(秋田県由利郡金浦町)

経歴
明治22年に20代で郷里金浦村の収入役となり、財政ですぐれた手腕を発揮。のち、その実務能力が高く評価され、28歳で村長に推された。以来、金浦港の改修・整備に尽力し、港に続く道路の敷設や荷揚げ場の建設を行った。また、漁業組合や秋田県水産会の創立にも参画。さらに、漁船漁具の共同倉庫を建てるなど、漁業の発展にも大きく貢献した。大正4年秋田県議となる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「北能喜市郎」の解説

北能喜市郎 きたの-きいちろう

1866-1944 明治-昭和時代前期の政治家。
慶応2年3月7日生まれ。明治28年秋田県金浦(このうら)村長となり,金浦港の改修につとめる。漁業組合,県水産会の創立にくわわり,大正4年県会議員。昭和19年11月5日死去。79歳。出羽(でわ)由利郡(秋田県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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