匹夫の勇(読み)ヒップノユウ

大辞林 第三版の解説

ひっぷのゆう【匹夫の勇】

〔孟子 梁恵王下
思慮浅く、ただ血気にはやってがむしゃらに行動したがるだけの勇気。小人しようじんの勇。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

匹夫の勇
ひっぷのゆう

小人のただ血気にはやるだけの勇気。小勇匹夫は身分が低く、道理のわからない者の意。『孟子(もうし)』「梁恵王下篇(へん)」に、「王請(こ)う、小勇を好むなかれ、それ剣を撫(ぶ)し、疾視して曰(いわく)、彼悪(いずく)んぞ敢(あ)えて我に当たらんやと、これ匹夫の勇、一人に敵する者なり、王請う、これを大にせよ」とある。[田所義行]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

ひっぷ【匹夫】 の 勇(ゆう)

ただ血気にはやるばかりの小勇。小人の勇気。
※太平記(14C後)二九「天下の為にして、匹夫の勇に非ざれば」 〔孟子‐梁恵王下〕

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