日本歴史地名大系 「十市村」の解説
十市村
とおちむら
「和名抄」所載の
十市村
とおいちむら
寺川北岸の平坦集落。
近世初期は旗本村越光領九九八・五四石と旗本佐久間政実領四九五・六三石の相給村。村越氏領は明治維新まで続いた。佐久間氏領は実勝の代に退転があり幕府領となり、そのうち四六三・八一石は天和二年(一六八二)近江水口藩(加藤明友。のち下野壬生藩)領となるが、正徳二年(一七一二)再び幕府領となり、明治維新に至る。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報