20世紀日本人名事典 「千 宗左」の解説
千 宗左
セン ソウサ
- 生年
- 明治34(1901)年1月27日
- 没年
- 昭和54(1979)年8月29日
- 出生地
- 京都府京都市
- 別名
- 幼名=覚次郎,号=即中斎
- 学歴〔年〕
- 京都帝国大学文学部史学科〔大正15年〕卒
- 経歴
- 表千家12代惺斎の二男。兄宗員が昭和11年に急死、続いて父・惺斎が12年に死去したため、同年家元を継いで表千家不審庵の第13代即中斎となる。不審庵は明治39年に火災で消失したため、昭和24年に(財)不審庵を設立、理事長に就任。17年に千家同門会を発足させ、弟子家である長生会、吉祥会などを緩やかに統率、独自の茶風を定着させた。また表千家代々の遺物である史料の公開につとめ、46年には「元伯宗旦文書」を公開し、続いて「即中茶記」(3巻)「表千家」などを出版した。死後の55年に長男の岑一郎が第14代を継ぎ而妙斎宗左となる。
千 宗左
セン ソウサ
明治〜昭和期の茶道家 表千家家元(12代目)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報