千国口留番所(読み)ちくにくちどめばんしよ

日本歴史地名大系 「千国口留番所」の解説

千国口留番所
ちくにくちどめばんしよ

[現在地名]小谷村大字千国

現糸魚川(いといがわ)市と松本を結ぶ千国道の小谷の峡谷入口に、松本藩主が越後に対して設定した口留番所で、信越国境まで約一八キロの所に位置する。

天正一一年(一五八三)三月三日付で、松本城主小笠原貞慶は「千国十人之奉公衆中」へあてて次の黒印状を出している(千国文書)。

<資料は省略されています>

この文書のいう跡職はだれの跡職をさすものか明らかでないが、とにかくその跡職を受けた善左衛門尉ら千国十人衆に対して武備の指示をし、千国より北の小谷筋に対する軍事上の要衝として千国を考えていることは明らかであり、これがやがて江戸時代に千国口留番所を設置する基盤となったと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

1 多数の語を集録し、一定の順序に配列して一つの集合体として、個々の語の意味・用法、またはその示す内容について記したもの。語のほかに接辞や連語・諺なども収める。また、語の表記単位である文字、特に漢字を...

辞書の用語解説を読む