千鳥草(読み)チドリソウ

デジタル大辞泉 「千鳥草」の意味・読み・例文・類語

ちどり‐そう〔‐サウ〕【千鳥草】

ラン科多年草。中部以北の高山に自生し、高さ30~50センチ。根は厚く手のひら状に分かれている。葉は広い線形。夏、淡赤紫色の花を穂状につける。てがたちどり。 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「千鳥草」の意味・読み・例文・類語

ちどり‐そう ‥サウ【千鳥草】

〘名〙
① ラン科の多年草。本州中部以北の高山の草地に生える。高さ三〇~六〇センチメートル。根茎は肥厚し扁平で掌状に分裂する。葉は長さ五~一〇センチメートルの広線形または広披針形。夏、淡紅紫色の小さな不整斉花が穂状に群がって咲き、距(きょ)がある。てがたちどり。〔物品識名(1809)〕
イカリソウの白花品の呼称。ちどりぐさ。〔物類品隲(1763)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「千鳥草」の解説

千鳥草 (チドリソウ)

植物。キンポウゲ科の越年草,薬用植物。ヒエンソウ別称

千鳥草 (チドリソウ)

植物。ラン科の多年草,高山植物テガタチドリの別称

千鳥草 (チドリソウ)

植物。ゴマノハグサ科の多年草。サギゴケの別称

千鳥草 (チドリソウ)

植物。碇草・白山千鳥などの別称

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