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南巡講話 なんじゅんこうわ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

南巡講話
なんじゅんこうわ

1992年1~2月に鄧小平が中国南部の諸都市をめぐって開いた講話。楊尚昆国家主席を同伴し,武漢(湖北省),深圳,珠海(いずれも広東省),上海など南部諸都市を訪れた。各地で行なった講話で,鄧小平は外資導入による経済建設を大胆に推進するよう力説し,武漢では,改革・開放政策に熱心でないと江沢民総書記と李鵬首相を批判した。中央のマスコミを保守派に握られていたため,南方都市に出向いて行なわざるをえなかった鄧講話は,1992年秋の第14回中国共産党大会を控え,保守派を押え込む人事を実現するための重要な布石だった。(→中国共産党

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

南巡講話

トウ小平氏が92年1月18日〜2月21日、武漢、深セン、珠海、上海などを視察し、改革加速を号令した重要談話。同年10月、14回共産党大会で「社会主義市場経済」が改革の目標に掲げられ、生産手段の公有制、完全雇用の実現という伝統的な社会主義理念と決別した。

(2007-02-22 朝日新聞 朝刊 2外報)

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デジタル大辞泉の解説

なんじゅん‐こうわ〔‐カウワ〕【南巡講話】

中国の最高指導者だった鄧小平が1992年初頭に湖北省・広東省・上海など同国南部地域を視察した際、各地で改革開放の加速をよびかけたことをさす。天安門事件以降低迷していた同国の経済はこれをきっかけに活性化し、市場経済化・グローバル化が進んだ。

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