南野田村(読み)みなみのだむら

日本歴史地名大系 「南野田村」の解説

南野田村
みなみのだむら

[現在地名]堺市南野田

北野田村の南に位置し、村の西部西除にしよけ川が北流する。河内国丹南郡に属する。中世野田庄の地で、村名はその南部にあたることにちなむ。江戸時代初め幕府領、元和九年(一六二三)丹南藩高木領、寛永九年(一六三二)再び幕府領となったが、宝永元年(一七〇四)武蔵川越藩秋元領となった(西尾家文書など)。以後長曾根ながそね村に同じ。延宝六年(一六七八)検地帳(西尾家文書)によれば村高は古検面有高二六八石余に、六八石余の出高、二石余の新開を加えて三三九石余。

南野田村
みなみのだむら

[現在地名]大沢野町野田

大沢野上位段丘中央西寄りに位置し、北は小黒おぐろ村、東は二松ふたまつ村。文化一三年(一八一六)に完成した舟倉野ふなくらの用水によって開墾された。文政二年(一八一九)の野方総請高一千八二二石のうち南野田村の請高一二〇石(舟倉野用水沿革誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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