デジタル大辞泉 「単純社会」の意味・読み・例文・類語 たんじゅん‐しゃかい〔‐シヤクワイ〕【単純社会】 個人や組織が未分化で、同質的な小社会。スペンサーやデュルケームが用いた概念で、最も原初的な社会をいう。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「単純社会」の意味・読み・例文・類語 たんじゅん‐しゃかい‥シャクヮイ【単純社会】 〘 名詞 〙 社会機能の分化がみられない小社会。〔いろは引現代語大辞典(1931)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「単純社会」の意味・わかりやすい解説 単純社会たんじゅんしゃかいsimple society 内部に部分社会を含むことなく,しかも分裂したこともないような単純な社会。この概念は,社会が一定の方向に向って発展していく際の,社会構造の特質を形式的に問題にしているものである。たとえば H.スペンサーは社会成長の進化的典型として,単純社会の内にもろもろの構造が複合してきて,この複合の度合いによって次第に高度の複合社会になっていくという図式を指摘している。同様な方法として,É.デュルケムも,「種」を基準として,単純社会から複合へと合成的構造を示す社会の形式を段階的に指示している。単純社会の具体例としては,原始社会やホルド hordeがあげられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by