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単純社会 たんじゅんしゃかいsimple society

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

単純社会
たんじゅんしゃかい
simple society

内部に部分社会を含むことなく,しかも分裂したこともないような単純な社会。この概念は,社会が一定の方向に向って発展していく際の,社会構造の特質を形式的に問題にしているものである。たとえば H.スペンサーは社会成長の進化的典型として,単純社会の内にもろもろの構造が複合してきて,この複合の度合いによって次第に高度の複合社会になっていくという図式を指摘している。同様な方法として,É.デュルケムも,「種」を基準として,単純社会から複合へと合成的構造を示す社会の形式を段階的に指示している。単純社会の具体例としては,原始社会ホルド hordeがあげられる。

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デジタル大辞泉の解説

たんじゅん‐しゃかい〔‐シヤクワイ〕【単純社会】

個人や組織が未分化で、同質的な小社会。スペンサーやデュルケームが用いた概念で、最も原初的な社会をいう。

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大辞林 第三版の解説

たんじゅんしゃかい【単純社会】

生産諸力が未発達で、いまだ社会的分業や社会的分化を生ぜしめるに至らぬ社会。イギリスのスペンサーらが提出した原初的な社会の概念。

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