精選版 日本国語大辞典 「卯の花色」の意味・読み・例文・類語 うのはな‐いろ【卯花色】 〘 名詞 〙 =うのはな(卯花)③[初出の実例]「今日やさはうの花色のしらがさね春の躑躅に引きかへつらむ〈源頼政〉」(出典:嘉応二年実国歌合(1170)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
色名がわかる辞典 「卯の花色」の解説 うのはないろ【卯の花色】 色名の一つ。真っ白のこと。卯の花は雪のように白い花と形容されており、平安時代から白さを表現するのに用いられた。ユキノシタ科ウツギの花で初夏に咲く。豆乳を絞った残りを卯の花というのは色と形状が似ているため。ウツギは幹の中が空洞になるため「空木」と表記する。生成りよりも白い色を表しているので、染め色ではなく「白い」という形容の言葉と考えられる。襲かさねの色目いろめの名でもあり、表は白、裏が萌葱もえぎ色。 出典 講談社色名がわかる辞典について 情報