精選版 日本国語大辞典 「印地打」の意味・読み・例文・類語 いんじ‐うちインヂ‥【印地打】 印地打ち〈大和耕作絵抄〉〘 名詞 〙 大勢が二手に分かれ、川を挟んだりして石を投げ合う合戦。中世には幕府の制止や死傷もかまわないほど盛んだったが、近世には行事化し、端午の節句に子供が二手に分かれて行なう石合戦、太刀打ちの遊びをいう。印地。むかいつぶて。〔徳川実紀‐東照宮附録(1616)〕[初出の実例]「童(わらべ)遊びの印地打(ヰンヂウチ)ばらりばらりと、人礫(ひとつぶて)」(出典:浄瑠璃・摂州合邦辻(1773)上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例