参院選の「合区」

共同通信ニュース用語解説 「参院選の「合区」」の解説

参院選の「合区」

議員1人当たりの有権者数が選挙区ごとに異なるため生じる「1票の格差是正に向け2016年に導入された制度。最高裁が13年参院選の格差を「違憲状態」としたのを受け、人口の少ない「鳥取島根」「徳島高知」の隣接2県を統合し、改選定数を1とした。地方の声が届かなくなるとの懸念が強く、自民党は候補者を出せない県の救済策として比例代表で優先的に当選する「特定枠」創設主導。だが当選者が任期途中で辞職し、効果の弱さを露呈した。

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参院選の合区

1票の格差是正のため今年の参院選で「鳥取・島根」「徳島・高知」を一つの選挙区に統合した。合区を盛り込んだ改正公選法は昨年7月に成立。これに対して全国知事会の有識者研究会はことし3月、憲法で参院を「地域代表制」と位置付け、都道府県単位の選挙区とする案を柱とする中間報告をまとめた。7月の全国知事会議でも、合区の早急な解消を求める決議を採択した。

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