二国間で相互に協定して行われる貿易。1930年代の大恐慌期に、世界貿易の縮小と国際収支の不均衡に直面した各国は、その解決策として、二国間での貿易の拡大および収支の均衡を目的に双務協定を結び、貿易決済は二国間の清算協定や支払協定に基づいて行う形をとった。しかし、この方式は、二国間の貿易収支が均衡する場合は外貨の節約になるが、一般には二国間だけでの均衡は困難であるし、また、このような傾向はブロック化を推し進め、世界貿易をさらにいっそう縮小する結果となった。第二次世界大戦後は、この戦前の世界貿易縮小への反省から、共産圏諸国との貿易では、外貨不足から双務貿易が支配的であったものの、自由貿易を標榜(ひょうぼう)するガット(GATT。世界貿易機関=WTOの前身)のもとで、多数国間でなされる多角貿易へと移っていった。
[秋山憲治]
一月五日ごろから二月二、三日ごろの、小寒、大寒合わせた約三〇日間。寒中(かんちゅう)。《 季語・冬 》[初出の実例]「寒(カン)の中 薬喰 声つかふ 酒作 紅粉(べに) 門垢離(かどごり)」(出典:俳...