双鬟(読み)そうかん

精選版 日本国語大辞典 「双鬟」の意味・読み・例文・類語

そう‐かんサウクヮン【双鬟】

  1. 〘 名詞 〙 両側に束ねた髪。特に子女結髪中央から左右に分け、巻きあげて二つの輪にしたもの。つのがみ。あげまき。
    1. [初出の実例]「双鬟且理春雲軟、片黛纔成暁月繊」(出典:菅家文草(900頃)五・早春、観賜宴宮人、同賦催粧)
    2. 「内より双鬟(サウクヮン)童女出て」(出典太平記(14C後)三七)
    3. [その他の文献]〔白居易‐続古詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「双鬟」の読み・字形・画数・意味

【双鬟】そうかん(さうくわん)

両側に結んだ髪。唐・陳鴻〔長恨歌伝〕方士、(かんざし)を抽(ぬ)きを叩く。雙り、出でて門に應ず。方士(突嗟)に未だ言ふにばず。而して雙鬟復(ま)た入る。

字通「双」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む