反っくり返る(読み)ソックリカエル

デジタル大辞泉 「反っくり返る」の意味・読み・例文・類語

そっくり‐かえ・る〔‐かへる〕【反っくり返る】

[動ラ五(四)]《「そりくりかえる」の音変化》
うしろや反対側にそり曲がる。そりかえる。「板が乾燥して―・る」
いばってからだをそらせる。また、いばりくさった態度をとる。「自信ありげに―・る」
[類語]のけ反る反り返るふん反り返る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「反っくり返る」の意味・読み・例文・類語

そっくり‐かえ・る‥かへる【反返】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. からだがうしろの方にそり曲がる。また、物が反対側にそり曲がる。そりかえる。
    1. [初出の実例]「ひっくりかへって、そっくりかへった」(出典:富本・艷容錦画姿(新お七)(1809))
  3. いばって、相手を見下すようにして体をうしろに反らせる。自分を偉い人間と思っているさまを態度に表わす。
    1. [初出の実例]「火をくれた木頭(もくず)反身(ソックリカヘ)ってお帰り遊ばす」(出典浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む