デジタル大辞泉 「反取り」の意味・読み・例文・類語 たん‐どり【反取り/▽段取り】 江戸時代の年貢徴収方法の一。租率を定めないで1反当たりの年貢の高を決め、それに面積を掛けて算定する方法。関東で多く行われた。→厘取り 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「反取り」の意味・読み・例文・類語 たん‐どり【反取・段取】 〘 名詞 〙 江戸時代、徴租法の一つ。田畑上中下の等級ごとに一反歩当たりの斗代(石盛=標準収穫量)を決め、これにその年の免(租率)を乗じて年貢取米を決定する法。関東で多く行なわれたのに対し、関西では厘付取(りんづけどり)租法(=村高に免を乗じて取米を決める法)が一般的であった。[初出の実例]「田畑石盛反取等之次第」(出典:御触書寛保集成‐二三・正徳三年(1713)四月) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例