古代都市テーベとその墓地遺跡(読み)こだいとしテーベとそのぼちいせき

世界遺産詳解 の解説

こだいとしテーベとそのぼちいせき【古代都市テーベとその墓地遺跡】

1979年に登録された世界遺産(文化遺産)で、エジプト中部、ルクソール市とその近郊にある。テーベは、古代エジプト新王国時代の首都として繁栄した都市。ナイル東岸の「生者の都」には、カルナク神殿をはじめとする巨大な神殿や居住区があり、その南西3kmには第18王朝のアメンヘテプ3世ラメセス2世が建てたルクソール神殿がある。また、ナイル西岸にある「死者の都」は、王家の谷、王妃の谷と呼ばれるネクロポリス(墓所)で、ツタンカーメンなどの王墓群、デル・エル・バハリ地区に建てられたハトシェプスト女王葬祭殿などがある。歴史上重要な建造物として評価され、世界遺産に登録された。◇英名はAncient Thebes with its Necropolis

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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