ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古典主義美術」の意味・わかりやすい解説
古典主義美術
こてんしゅぎびじゅつ
classical art
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…とくに,同時代の古典主義文学との対比と,多くの芸術理論や強力な社会制度に支えられたその影響力の大きさとのゆえに,フランスの古典主義にこの概念が適用される場合が多い。 ギリシアの古典主義美術は,絵画遺品がほとんどないため,もっぱら建築,彫刻の分野に限られるが,前5世紀中葉,ペルシア戦争後のいわゆるペリクレスの時代のアテナイにおいて,最も完成された成果を見せた。フェイディアスを総指揮者とするパルテノンの神殿の建築および彫刻装飾や,理想的な人体比例の規準を確立したとされるポリュクレイトスの作品(《槍持つ人》,模刻)などがその代表的例である。…
※「古典主義美術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」