古曾部焼(読み)こそべやき

精選版 日本国語大辞典 「古曾部焼」の意味・読み・例文・類語

こそべ‐やき【古曾部焼】

  1. 〘 名詞 〙 大阪府高槻市古曾部で産出した陶器。安土桃山末期から江戸初期に開窯。遠州七窯一つとされ、京焼絵唐津高取焼などに似たものもあり、赤絵特色がある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古曾部焼」の意味・わかりやすい解説

古曾部焼
こそべやき

大阪府高槻市古曾部町で桃山時代末期~江戸時代初期に焼かれた焼物赤みを帯びた胎土で,焼きがやや軟らかい。江戸時代末期から明治にかけ初代五十嵐新平以来3代が復興して制作,代々「古曾部」の印銘を用いた。茶碗急須徳利,皿,水差しなどが作られ,高取焼,唐津焼絵高麗などの写し物が多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android