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絵高麗 えごうらい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

絵高麗
えごうらい

朝鮮,中国産の焼物で,白色釉の上に黒や褐色の鉄釉で簡単な絵や文様を上絵付けしたもの。「絵高麗」の呼称は江戸時代中期頃から日本の茶人の間で使われ,朝鮮や中国から輸入されたこの手の焼物を総称した。朝鮮の李朝中期頃,鶏竜山窯などで焼かれた絵青磁が最も多い。

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デジタル大辞泉の解説

え‐こうらい〔ヱカウライ〕【絵高麗】

《「えごうらい」とも》白泥土で化粧がけした素地の上に、鉄砂釉(てっしゃゆう)の文様が描かれた陶器。江戸時代には李朝(りちょう)時代の朝鮮産をさしたが、近年は中国の磁州窯のものもいう。

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世界大百科事典 第2版の解説

えごうらい【絵高麗】

高麗焼(朝鮮産の陶磁器の古いよび名)のうちで鉄絵文様のあるものという意味であるが,古くは中国陶磁の鉄絵文様のあるものもこの名でよばれた。江戸時代の茶人が珍重した絵高麗梅鉢茶碗の類は,中国北部民窯の製品である。近代になって,高麗時代の古墳から出土した高麗青磁の中に,鉄絵文様のあるものがあり,これも絵高麗とよばれた。また中国宋・元時代の陶磁器が注目されるようになると,それらの中に少なからず含まれた北部民窯産の鉄絵文様のある陶磁器も,絵高麗とよんだ。

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大辞林 第三版の解説

えごうらい【絵高麗】

〔「えこうらい」とも〕
白泥土を化粧がけした上に、鉄釉てつゆうで黒・褐色の文様を描いた陶器。朝鮮王朝(李朝)期に多いが、中国の磁州窯のものをもいう。

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