デジタル大辞泉 「古点」の意味・読み・例文・類語 こ‐てん【古点】 1 漢籍・仏典などに施された古い訓点。主として平安時代のもの。2 天暦5年(951)、源順みなもとのしたごう・清原元輔きよはらのもとすけらの梨壺なしつぼの五人が万葉集につけた訓点。→次点 →新点 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「古点」の意味・読み・例文・類語 こ‐てん【古点】 〘 名詞 〙① 仏経、漢籍等に、古注の解釈によって施した訓点。主に室町以前の訓点をいい、新注による桂庵、文之、道春等と区別するものである。[初出の実例]「漢書の古点、説レ士と云は、点の誤乎」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)一〇)② 梨壺の五人(清原元輔・大中臣能宣・源順・紀時文・坂上望城)が、勅命により初めて万葉集の歌に付した訓点。大江匡房等の次点、仙覚律師の新点などに対していう。〔万葉集古義(1844頃)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例