古点(読み)コテン

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精選版 日本国語大辞典 「古点」の意味・読み・例文・類語

こ‐てん【古点】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏経、漢籍等に、古注の解釈によって施した訓点。主に室町以前の訓点をいい、新注による桂庵、文之、道春等と区別するものである。
    1. [初出の実例]「漢書の古点、説士と云は、点の誤乎」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)一〇)
  3. 梨壺五人清原元輔大中臣能宣・源順・紀時文・坂上望城)が、勅命により初めて万葉集の歌に付した訓点。大江匡房等の次点、仙覚律師の新点などに対していう。〔万葉集古義(1844頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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