右弁官(読み)ウベンカン

デジタル大辞泉 「右弁官」の意味・読み・例文・類語

う‐べんかん〔‐ベンクワン〕【右弁官】

律令制における官司の一。太政官に直属して左弁官と並び、八省のうち兵部ひょうぶ刑部ぎょうぶ大蔵宮内くないをつかさどる。右大弁右中弁右少弁からなる。⇔左弁官

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精選版 日本国語大辞典 「右弁官」の意味・読み・例文・類語

う‐べんかん‥ベンクヮン【右弁官】

  1. 〘 名詞 〙 令制における官職名。太政官にあって左弁官と並び、八省のうち兵部、刑部、大蔵、宮内の四省を管轄する。右大弁、右中弁、右少弁によって構成される。〔令義解(718)〕

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旺文社日本史事典 三訂版 「右弁官」の解説

右弁官
うべんかん

弁官

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世界大百科事典(旧版)内の右弁官の言及

【弁官】より

…和訓は〈おおともいのつかさ〉。左弁官と右弁官とがあり,ともに太政官(だいじようかん)に所属する。これを構成するおもな官職は左・右とも,弁(大弁,中弁,少弁の三等,定員各1)と(大史,少史の二等,定員各2)で,左右大弁の相当位は従四位上で,八省の卿につぐ高官である。…

※「右弁官」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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