右方の楽(読み)ウホウノガク

精選版 日本国語大辞典 「右方の楽」の意味・読み・例文・類語

うほう【右方】 の 楽(がく)

  1. 雅楽の中心である大陸からの輸入音楽のうち、古代中国系を左方の楽というのに対し、古代朝鮮系の方をいう。別に前者唐楽(とうがく)後者高麗楽(こまがく)ともいい、楽器編成や曲風が違う。また、舞楽を左方と右方に分け、左舞(さまい)右舞(うまい)という。普通、右方の楽は舞楽として奏され、管弦というばあいは、左方の楽に限られる。⇔左方の楽

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む