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吉備由利 きびの ゆり

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

吉備由利 きびの-ゆり

?-774 奈良時代の女官。
吉備真備(まきび)の娘か姉妹。真備とともに称徳天皇につかえ信任される。従三位,典蔵(くらのすけ)となり,天皇が晩年に病臥したおり,ただひとり近侍。のち尚蔵(くらのかみ)。西大寺に奉納した一切経の一部が現存。宝亀(ほうき)5年1月2日死去。吉備命婦(きびのみょうぶ)ともいう。

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朝日日本歴史人物事典の解説

吉備由利

没年:宝亀5.1.2(774.2.17)
生年:生年不詳
8世紀後半の女官。吉備命婦ともいう。吉備真備の娘か妹であろう。称徳天皇の信頼篤く,宝亀1(770)年,天皇危篤の際には,100日以上もの間典蔵の由利のみが病間に出入りを許され,奏宣に当たった。死去時は尚蔵従三位。西大寺に一切経を施入している。<参考文献>宮田俊彦『吉備真備』

(梅村恵子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典 第2版の解説

きびのゆり【吉備由利】

?‐774(宝亀5)
奈良時代後期の後宮の女官。由利の官歴は《続日本紀》に比較的に詳しく,764年(天平宝字8)9月の恵美押勝の乱鎮圧の後に従五位下から正五位上に昇り,《正倉院文書》では当時吉備命婦として初見する。その後勲四等に叙せられ,768年(神護景雲2)10月に従三位の典蔵より,のち後宮蔵司の長官の尚蔵に昇進し,774年1月2日に没した。称徳天皇の信任の最も厚い女官で,天皇が晩年病に倒れて平城宮で療養中の間,由利1人が近侍し,諸事を奉宣した。

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