吉田三郎兵衛(読み)よしだ さぶろべえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉田三郎兵衛」の解説

吉田三郎兵衛(初代) よしだ-さぶろべえ

?-1747 江戸時代中期の人形浄瑠璃(じょうるり)の人形遣い
初代吉田文三郎の父。吉田流の祖。創設期から竹本座の人形頭取として活躍し,「曾根崎心中」の徳兵衛,「国性爺(こくせんや)合戦」の和藤内(わとうない)などをあやつる。人形三人遣いの基本となる片手遣いの技法を子の文三郎につたえた。延享4年3月17日死去。大坂出身。別名竹本三郎兵衛

吉田三郎兵衛(2代) よしだ-さぶろべえ

吉田文三郎(よしだ-ぶんざぶろう)(2代)

吉田三郎兵衛(3代) よしだ-さぶろべえ

吉田文吾(よしだ-ぶんご)(3代)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の吉田三郎兵衛の言及

【竹本三郎兵衛】より

…1747年(延享4)没。本名吉田三郎兵衛。辰松八郎兵衛とともに道頓堀竹本座創設以来立役人形を遣って名手とうたわれた。…

※「吉田三郎兵衛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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