改訂新版 世界大百科事典 「吉良貞家」の意味・わかりやすい解説
吉良貞家 (きらさだいえ)
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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南北朝時代の武将。奥州吉良家の経家(つねいえ)の子。修理権大夫(しゅりごんのだいぶ)、右京大夫(うきょうのだいぶ)。建武(けんむ)政権下では足利直義(ただよし)の鎌倉将軍府で廂番頭人(さしばんとうにん)となる。1345年(貞和元)畠山国氏(くにうじ)とともに陸奥国(むつのくに)に下向し、二人ともに奥州管領(かんれい)(奥州探題)として霊山(りょうぜん)、さらに宇津峯(うつみね)の南朝軍を攻めた。その後畠山国氏との対立を深め、観応(かんのう)の擾乱では足利直義派に属して、1351年(観応2・正平6)に足利尊氏(たかうじ)派となった国氏を攻め滅した。子の満家(みついえ)が管領職を世襲した。
[海津一朗]
…奥州総大将の職権は軍勢催促,軍忠証判・注進などの軍事指揮権を中核とするものであったが,のちになると義房は所領の安堵,充行(あておこない),兵糧米徴収等の権限を行使し,統治権をも掌握しようとした。そのため45年(興国6∥貞和1)奥州総大将を解任され,かわって畠山国氏,吉良貞家が奥州に派遣された。この両者から奥州管領の呼称がみられ,ここに奥州管領制が成立し,二人管領制となった。…
※「吉良貞家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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