吉野の滝・宮の滝(読み)よしののたき・みやのたき

日本歴史地名大系 「吉野の滝・宮の滝」の解説

吉野の滝・宮の滝
よしののたき・みやのたき

歌枕。ともに離宮に近い吉野川のたぎつ瀬。吉野の滝は「五代集歌枕」「和歌初学抄」「八雲御抄」に出る。証歌多数。

<資料は省略されています>

宮の滝は「五代集歌枕」「八雲御抄」に出る。「八雲御抄」には「みよしの也。後撰」と注する。「後撰集」巻一七に「法皇吉野の滝御覧じける御供にて 源昇朝臣」、

<資料は省略されています>

があり、法皇の作歌に、

<資料は省略されています>

がある。題詞からも「宮の滝」と「吉野の滝」は同じものであることがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android