名目主義(読み)めいもくしゅぎ

大辞林 第三版の解説

めいもくしゅぎ【名目主義】

貨幣の本質をその素材価値にではなく、交換や支払いの手段としての機能に求める学説。ノミナリズム。 ⇔ 金属主義

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百科事典マイペディアの解説

名目主義【めいもくしゅぎ】

貨幣を単に機能的な面からだけみて,貨幣単位名の表記された章標を,その素材が何であれ一様に貨幣とみる学説。金属主義に対する。商品価値のないものに国家権力によって貨幣の機能を果たさせることが可能になって唱えられた。→名目貨幣
→関連項目貨幣商品説

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

名目主義
めいもくしゅぎ
nominalism

貨幣本質に関する一連の学説で、いわゆる金属主義metallismに対する。金属貨幣のみを貨幣とする金属主義とは異なり、名目主義は、貨幣の支払手段および交換手段の機能に着目し、貨幣の実態が素材価値をもたなくとも、貨幣機能を果たしうるなら、それが貨幣である、と考える点に特色がある。名目主義をとる学説には、国定学説、職能学説、指図(さしず)証券説、抽象学説などがある。[石野 典]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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