名草(読み)メイソウ

デジタル大辞泉 「名草」の意味・読み・例文・類語

めい‐そう〔‐サウ〕【名草】

花が美しい薬効がある、などのためによく知られている草。

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精選版 日本国語大辞典 「名草」の意味・読み・例文・類語

な‐ぐさ【名草】

  1. 〘 名詞 〙 名のある草。人々に名前のよく知られている草。名の草。めいそう。
    1. [初出の実例]「名草(ナグサ)もいつか色失せし、冬の山路に早咲の、梅の莟のふたりづれ」(出典:歌舞伎・左近太郎雪辻能(1865)上)

めい‐そう‥サウ【名草】

  1. 〘 名詞 〙 花が美しい、薬草として効くなどのすぐれた特徴をもつために有名な草。
    1. [初出の実例]「名草のことにて候ふほどに」(出典:謡曲・蘆刈(1430頃))

なぐさ【名草・菜草】

  1. 紀伊国和歌山県)の旧郡名。明治二九年(一八九六海部(あま)郡と合併して海草郡となる。

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