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名越家 なごしけ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

名越家
なごしけ

釜師の家系。室町時代末期より現在まで継続。名越家5代弥七郎 (弥阿弥) が将軍足利義政に仕えて茶の湯釜を制作,献上して以来,代々釜師として立つようになった。6代後に善正 (弥七郎。 1619没) が京都三条釜座に住み,西村道仁とともに「天下一」の号を並称せられ,名越家の基礎をつくった。長男三昌 (さんしょう。弥右衛門。 38没) は京都に,次男家昌 (弥五郎。 29没) は江戸に住んで江戸幕府に召され,両家に分れて発展した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

名越家
なごしけ

「なごえけ」「なごやけ」とも読む。時政(ときまさ)以来、北条氏の居館が置かれた鎌倉名越(なごえ)の地名に由来し、鎌倉幕府第2代執権(しっけん)北条義時(よしとき)の次男で、加賀(かが)・越中(えっちゅう)・越後(えちご)・大隅(おおすみ)など各国の守護や評定衆(ひょうじょうしゅう)(即刻辞任)を歴任した朝時(ともとき)が、初めてこの家号を称した。以後、名越家は北条一門中の雄族として、ときには宗家と対立しつつも幕末に及んだ。元弘(げんこう)の変には、名越遠江(とおとうみ)入道(宗教(むねのり))、尾張守(おわりのかみ)高家(たかいえ)、遠江守時有(ときあり)らが幕府方の有力武将として活躍したが、一族の多くは戦死・自害した。なお、後世釜師(かまし)として名をなした名越家は、朝時の後裔(こうえい)とする家伝を有するが、信を置きがたい。[杉橋隆夫]

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世界大百科事典内の名越家の言及

【名越善正】より

…安土桃山時代~江戸初期の釜師。浄祐の子で名越家の11代。通称弥七郎。…

※「名越家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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