向後・嚮後(読み)きょうこう

精選版 日本国語大辞典 「向後・嚮後」の意味・読み・例文・類語

きょう‐こう キャウ‥【向後・嚮後】

〘名〙 今から後。こののち。今後。こうご。きょうご。
菅家文草(900頃)一・秋日山行二十韻「問著程多計、初知向後遙」
太平記(14C後)二三「是程の大逆を緩く閣(さしを)かば、向後(キャウコウ)積習たるべし」
[補注]時代を問わず漢音で「きゃうこう」と読まれたが、江戸時代には「かう(呉音)+ご(慣用音)」という読み方もされた。

きょう‐ご キャウ‥【向後・嚮後】

江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲〉七「向後(ケウゴ)川端小屋を建て非番の者は毎日必ず泳ぎを稽古致すべき旨申渡せ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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