大逆(読み)だいぎゃく

精選版 日本国語大辞典 「大逆」の意味・読み・例文・類語

だい‐ぎゃく【大逆】

〘名〙 (形動) (「たいぎゃく」とも) 主君や親を殺すなど、人の道にそむいたこの上なくひどい行ないをすること。また、そのさま。
※続日本紀‐宝亀三年(772)五月二七日・宣命「皇太子の位に謀反大逆の人の子を治め賜へれば」
太平記(14C後)三「東夷近日の大逆(ダイギャク)、只天の譴(せめ)を招き候上は、衰乱の弊(つい)へに乗て天誅を致されんに、何の子細か候べき」 〔戦国策‐楚策〕

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デジタル大辞泉 「大逆」の意味・読み・例文・類語

たい‐ぎゃく【大逆】

《「だいぎゃく」とも》人の道にそむく最も悪質な行為君主や親を殺す類。

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普及版 字通 「大逆」の読み・字形・画数・意味

【大逆】たいぎやく

臣子の道にく。〔漢書、楊伝〕(うん)~臣子の義を盡さずして、りに怨し、引して惡(えうあく)の言を爲す。大ふ、捕して治せんと。~(ゆる)して庶人と爲す。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「大逆」の解説

大逆 (オオサガ)

学名Sebastes iracundus
動物。フサカサゴ科海水魚

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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